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ruru³

ruruさんじょうなのです💛

緊急ミッション!カップルを救い出せ!

プライベイト

その電話がかかってきたのは夜7時をすこしすぎた時間でした。

大学にはいってからできたお友達からです。

部屋にお泊りにきたりしてけっこう仲良くしていました。

ここでは呼びやすいように名前をサマンサとしておきます。

他意はありません。

 

驚く猫

サマンサからの突然の電話

「あのねruruちゃん 悪いんだけど3000円貸してほしいの。」

「サマンサー どうしたの~?」

当然の返しですよね。

「いいの 貸してくれれば。」

ちょっと意味が分かりません。

「いいけど、わたし出かけちゃうよー?」

「あ どこ?」

どこに行くか教えなければいけないようです。

「ビデオ返しにいかなくちゃ。」

「あ じゃあついででいいからお金持って来てー。」

サマンサ・アプローチ

わたしはちょっと人と変わっているかもしれませんが、

それなりの人付き合いのルールというか、

礼儀はわかっているし、距離感みたいなのも大事だと思っています。

Big Sister サマンサは一気にいろいろなものを飛び越えてきました。

普通こういうときは、もしかしたら断るのかもしれません。

わたしはちょっとコミュ障なので、

彼女に対して人にお金を借りるときの会話の進め方のコツとか、

気分よくお金を貸してもらえる10の方法とか、

どこかのブログに書いてあるようなことを説明する能力と攻撃力を持っていなかったので

つい言ってしまいました。

「どこにいるのー?」

偉そうな猫

サマンサの攻撃力

「家の近くのデニーズにいるから。」

いるから・・・・・。

わたしの通っていた大学は2年生までと3年生からで校舎が変わります。

当時私は大学3年で、学校に通いやすい大森というところで1人暮らしをしていました。

Big Hottie サマンサは2年生までが通いやすい武蔵小杉というところから引っ越さずにいました。

関東以外の人にはわかりにくいかもしれませんが、

大森から武蔵小杉は2回乗り換えてうまくいって30分かかります。

めんどくさい。

「え?なにーきこえなーい。じゃあ待ってるねー。」

「うん。わかったー。」

・・・・・

・・・・・

コミュ障なので。

サマンサ・アタック

30分ちょっとかけてデニーズに到着しました。

Big Cutie-pie サマンサをさがすと

いました。

たぶんピザとグラタンとパスタを食べたお皿を前にパフェを食べてました。

そして彼女の隣にはサマンサの彼氏。

ここでは彼氏をマルフォイとしておきましょう。

他意はありません。

わたしが違和感を感じたのは、サマンサの隣にマルフォイが座っていることでした。

普通カップルでもテーブル席に座るときは合い向かいですよね。

まあいいですけど。

ハートが割れた形のピザ

サマンサは攻めの姿勢

実はサマンサとマルフォイはまだこの時は

ちゃんとしたお付き合いではなかったと思います。

この1週間前に学内の発表会みたいなものがありました。

そこで泊りがけで準備したりしているときに

以前からサマンサがかっこいいって言っていたマルフォイがいたのです。

Big Boo サマンサは他にお付き合いしていた男性がいたのですが

お乗り換えを決めたようで

発表会中にマルフォイの部屋に泊まりに行ったりしていました。

ですから彼女はその時、時間軸が交差したままのアタック中だったのです。

「隣にいたほうが話ししやすいよねー。ここに座るねー。」

です。

サマンサ・ロジック

コミュ障のわたしでもさすがにこれは一言モノ申さなければと思い

「お金ないのに食べちゃったの?」

と勇気をふりしぼっていいました。

ええ いいましたとも。

「それがさーお互いどっちかが持ってると思ったんだよねー。同じこと考えてるとか相性よくない?」

・・・

・・・

わたしは黙って3000円を手渡しました。

どうやら彼女たちはここでご飯を食べる前にスロットをしてきたようで

「マルフォイの顔見ながらやってたら集中できなくて負けちゃったー。」

「へー。」

「マルフォイもわたしのことが気になって負けちゃったんだってー。」

「へー。」

もともとスロットで勝ったはなしとか今まで聞いたことありませんでしたけど、

わたしはちゃんとした会話をする気力をすっかり無くしていました。

「ありがとねーruruちゃん。」

「うん。いいよー。」

「気をつけて帰りなー。」

「うん。じゃあねー。」

そっちがな!とはいいませんでした。

幸せとは・・・

その後のサマンサとマルフォイ

Big sweetie pieサマンサは、某デパートに就職が内定していたのですが、

1つ単位を落として本来ならもう一年なのですが、

内定しているということもあり学校の配慮で半年遅れて卒業しました。

そのころわたしはもう働いていましたので、電話などのやり取りは合っても

お互いの時間が合わずにあまり会うことはなくなりました。

彼女が卒業してお仕事をようやくはじめて2カ月たったころ電話がありました。

ruruちゃん久しぶりー。」

「久しぶりだねー。」

「あのねー わたし結婚するのー。」

「え?そうなの?おめでとー。」

ピザの赤ちゃんと夫婦

サマンサ母になる

「ありがとー。お母さんになるからねー。お仕事もやめちゃったー。」

「え?あの会社卒業するの待っててくれたんじゃないの?」

「そうだけど仕方ないよー。お母さんになるからー。」

内定を出してほかの就活生を落とし彼女を半年待って入社させた会社が気の毒になりました。

「お おめでとう。」

「マルフォイさんはどうしてるの?」

「あーいまねー資格の勉強してる。」

「え?仕事は?」

「勉強しなきゃいけないからしてないよー。」

「そ そうなんだ。生活とか・・・」

「二人の実家から仕送りもらってるからけっこう金持ちだようちら。えへへ。」

そうなんだ。とにかくおめでとう。

「ありがとーダブルめでたいでしょー。うける。 Facebookみてー 写真のってるから。」

友達申請はしませんでした。

 

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